
正社員以外の求人はなかなか振り向いてもらえない
最近はぐっと増えた正社員の求人ですが、今もなお「最初から正社員を雇うにはリスクが高い」と思っている企業も多いようです。確かに働いてもらわないとお互いによくわからないということもあるかもしれませんが、経営者としてではなく、逆の立場だったらどうでしょう・・・もちろん期間が限定される方が自分の働き方にあう方もいらっしゃるので一概には言えませんが、今日は正社員を採用する3つのメリットについて少し書いてみます。
会社への帰属意識が高い
企業での帰属意識とは、企業への感覚的な一体感の有無だけでなく、その企業の置かれている自分の役割や状況を捉えて行動しようとする意識のことですが、正社員として採用された場合は有期ではなく、期限の定めがないということになります。考え方によっては長期にわたって働く事ができる安心感が生まれやすくなります。そのため、上記に書いた帰属意識を持ちやすく、忠誠心が育つ素地ができることになります。マネジメントや教育をしやすかったり、社風や自社の文化になじみやすい点もメリットです。
定着率が高い
技術やノウハウといったものが蓄積しやすくなります。仕事の仕方もノウハウといった無形の資産が蓄積されやすく、業績の継続、継承に良い影響を与えます。また、企業の理念を理解した上で仕事を行う人材育成をしやすくなります。これは、企業の継続性・成長性における大変重要なポイントで、将来の企業を支える幹部への成長にもつながります。
優秀な人材が採用しやすい
実は、現在派遣として働いている人の約半分は正社員雇用を希望しています。働く人がたくさん確保できる時代は終わりました。今からはAIとともに働く時代にもなってきています。では、働きたいと思っている人(弊社の求職者のおよそ99%)は正社員求人にしか興味を示しません。今から求人を出される企業は正社員の方が応募を集めやすく、経験やスキルを持つ人はなおさらこの傾向にあります。企業は「いい人材が欲しい」と思われているかもしれませんが、いい人材になる素地をもっている人を自社で育てる努力ができる企業であれば、その企業はどんどん成長します。そして、人も自然に集まってきます。即戦力になる人材、ずば抜けたスキルをもっている人材はすぐに転職する可能性も高いのです。