
入るのが恐ろしいと感じる洞穴には、求める宝がある~ジョゼーフ・キャンベル~
怖さや不安、ストレスは誰もが経験することです。けれども実はストレスのない世界だけだと、成長する機会がありません。怖さや不安な感情を多く経験すれば、リスクを冒すことや前すること。また積極的に追求することを心地よく感じるようになります。
怖いという感情は、現実感じるものですが、実際には根拠がないことも多いのです。勝手に私たちは最悪のシナリオを描き不安を作っているのかもしれません。
過去の怖さに向き合ってみる
時間がたつと、怖かったことや恐れはもっと客観的に見方ができるようになっています。過去に感じた恐怖について、どのように感じていたのか、どのようにあらがいたのか、どのように対処してその結果自分にとってどのくらいの存在であるのかを整理してみましょう。
今も引き続き残っている怖さは何ですか?
整理した過去の恐怖の中で、今も後を引いている恐怖とはなんでしょうか。また、今新しく抱えるようになった恐れや不安はどんなことですか。
まずは、深呼吸です
怖いことや不安な時に落ち着くために、多くの人が深呼吸をします。深呼吸するときに「よし、こい」と心の中で歓迎します。「そんな事ぐらいで不安がなくなるの」と思われるかもしれませんが、とにかくやってみることです。まずは、小さな恐れから始めてみましょう。例えば、今まで挨拶したことないちょっと怖そうな近所の人に挨拶をするというものでいいのです。
ポジティブなシナリオを作ってみよう
恐れや不安といったものは、自分が作り上げる錯覚であり、最悪のシナリオだったりします。「こんなことしたらこんな悪いことが待ち受けているのではないか」ネガティブなシナリオが出来始めると怖くて前に進めません。良いイメージを自分でつくることです。「こんなことしたら、ひょっとしたらこんなこともありえるのではないか」というシナリオを自分の中で作ってみましょう。例えば「怖そうな人だから挨拶しても知らないふりをするどころか、うるさいといわれるのではないか」というシナリオより、「怖そうな人だけど、あいさつするとにこやかに返してくれるのではないか」といった本当にちょっとしたポジティブなシナリオです。
上手くいったことを続ける、怖さを妄想しない
恐れを想像してもっと不安を駆り立てるほうにエネルギーを使うのを少しずつ減らしてみましょう。少しずつポジティブなシナリオを実行するのみです。やってみよう!新しい年はより素晴らしいものとなることでしょう。
良いお年をお迎えください。