やる気は環境に支配される

やる気は出すもの?出るもの?

社員がやる気を出してイキイキと働く職場にしたいと願うのは、経営者だけではないと思います。

では、「やる気」はどうすれば湧いてくるのでしょうか?

私が就職した昭和63年頃は、まだ”根性”や”気合い”など、いわゆる精神論的で片付けていたように記憶しています。

「もっとやる気をだせ!」と活を入れられたり、「心がたるんでいるからやる気がでないんだ!」などと怒鳴られたりした経験は誰にもあるのではないでしょうか?

当時の私は、やる気は自分から生み出すエネルギーのようなものと捉えていました。

しかし近年、心理学や脳科学などの研究が進むにつれ、「やる気」というものの正体が、どうやら精神論では片付かないということが解明されています。

結論から言うと、「やる気は環境に支配される」ということです。

しかも、根性や気合いなども必要ないと云われています。
つまり、「やる気を出せ!」という言葉ほど、的外れなことはないのです。

行動生態学者であり自然人類学者の長谷川眞理子教授は、「人間を変えるのは環境である」と言い切っています。
つまり、やる気の出ない社員を、やる気が出るように変えるのは、個人の努力や気質の問題ではなく、やる気が出るような職場環境にすることなのです。
社員に「やる気を出せ!!」と活を入れるくらいなら、自然にやる気が出るような職場環境を作る方が、自然で合理的だという訳です。

どうやら、「やる気」は、出すものではなく、環境によって出てくるものの方が近いようです。

やる気が出る職場環境とは

近年、”嫌われる勇気”で人気のアドラー心理学によると、やる気が出ない状況は以下の3つだそうです。
それぞれを、会社組織に置き換えてみると、以下の様になります。

1.目標が見えていない
会社がどこに向かうのか、どの様な姿になろうとしているのかが共有できていない。

2. 目標が高すぎる
目標はあるが、個々の実力をあまりにも超えるような設定なら、単なる標語になってしまう。

3. 自己イメージが極端に低い
そもそも社員間の信頼関係が希薄で、どうせ自分たちには出来ないと思っている。

つまり、やる気が出る職場環境にするには、この3つを改善し、以下の様な環境にすると良いのです。

1. 向かうべき方向を明確にする
会社の理念や社会的目的を再認識し、すべての社員に浸透させる。

2. 出来そうな事を目標にする
個々の特性や能力を理解し合い、各々がそれを発揮して達成できる数値や期日を具体的に示す。

3. 自己イメージを高める
社員同士の信頼関係を深め、互いに認め合う関係性を形成して、個々の自己肯定感を高める。

1については、企業理念や営業方針などを”見える化”し、さらに朝礼で唱和したり、個別の面談で理解を深めるなど、既に多くの企業で取り組んでいることだと思います。
そして、2についても、最近では組織や部署毎に、課員同士で考えて目標値を設定する取り組みなども始まっているようです。
問題は、3の自己イメージを高める取り組みです。
実は、社員一人ひとりの自己イメージ(自己肯定感)を高めることこそ、やる気が出る職場環境には不可欠な要素となるのですが、多くの企業では、それを高めるというのは、個々の価値観に大きく影響するという側面があり、いわゆる個人差が生じやすく、しかも何をもって高くなったかを測る術がないという理由から、会社で取り組む事柄ではなく、極めて個人的な課題としているように、私には思えます。

社員同士が尊重し合い、自己肯定感を高める関係作り

近年、「チームビルディング」を導入する企業が増えていると言われています。

チームビルディングとは、『仲間が主体的に自分らしさ、多様性を発揮しつつ、相互に関わりながら一丸となって共通のゴールを達成しようとチャレンジする、そうした組織をつくるための取り組み全般』と言えます。
(「チームビルディングジャパン」のHPより引用)

弊社の主力事業である「ジョブ・アトラクション®」のプログラム作成研修は、まさにチームビルディングであり、社内で完結できる「のぞきみ仕事体験会」の成功という共通の目標達成を目指します。

これまで実施していただいた企業の社員(ホスト社員)は、みなさん「ゲストに楽しんでもらいたい!」と口にします。そして、どうすればゲストに自社の良さを伝えつつ楽しんでもらえるかという課題を、チーム全員の課題として真剣に考え、意見を出し合い、役割を決めてゆきます。

そのようなグループワークを何度か行うことで、ホスト社員たちは、普段は感じない個々の特性に気づいたり、それぞれの仕事を深く理解したり、さらには忘れかけていた仕事への情熱を取り戻したりするのです。
この様に、複数の社員が、”場”と”時”と”課題”を共有し、皆で目標に向かって行動することで、それぞれの自己イメージを高めることに繋がると、私たちは信じています。

ジョブ・アトラクション®を実施することで、やる気が出る職場環境にすることができるのです。

夢をかなえる研究所は、ジョブ・アトラクション®で、社員の自己イメージを高めることに貢献します。

ジョブ・アトラクションの詳細はこちらをご覧ください。

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yasuhiro kouno

キャリアコンサルタントの高野(こうの)です。 「競争社会から共創社会へ」という大きな夢の実現を目指しています。 自分では気づかない未知の可能性に気づく体験プログラムを、多くの方に味わっていただきたいと思っております。