
3歳までに学んだことを活かしてリーダーとなる
世界の女性リーダーが集まる国際会議(GSW)が今年日本で初めて東京で開催されます。今回開催国である日本の地方都市でポストカンファレンスが行われるのは非常に稀なことでありました。そこで、3名の登壇者のうちエア・アジアCEO Marianne B.Hontiverosさんのお話しからキャリアを考えるためのヒントをいただきました。
注意力が短く親が手をやいた
幼いころ注意力が散漫でじっとしていられないマリアンヌは、保護者の意向もあり早くから幼稚教育機関に行くことになったようです。そこでは、いろいろな大人が彼女のじっとしていられないことに上手に関わってくれていたようです。「庭木の手入れをしている大人に興味をもち見ていると剪定ばさみを私て使わせてくれた。」危ないからさわらせないということもなく、興味をもったことをさせてもらえたようです。「あらゆる年齢の人とコミュニケーションをとる環境があった」これらのことが、彼女のリーダーとしての力の根底にあるようです。
様々な道を歩んできた
マリアンヌの経歴はとてもバラエティにとんでいます。子ども番組のプロデュサーからスタートし、次に大学生で始めた旅行業。ここで彼女は社会のシステムを変えたいと思ったようです。貿易の仕事からまたテレビの世界にもどり、話し方の訓練の企業研修をしていた彼女のもとに、格安航空会社を一緒にやってみないかという声がかかりながらも、自分が勉強したかった音楽を学ぶためにまた大学へ。その間格安航空会社の声をかけた仲間は彼女のことをまっていたようです。現在はその航空会社フィリピンのエア・アジアCEOです。
未経験のものにチャレンジする
小さい頃からいろいろなことに興味があった彼女は、まだまださまざまなことをやってみたいと話をしていました。特に印象的な言葉は「経験したことないことに挑戦する」です。日本では社会人が転職する際、何か仕事をする際に今までの経験や実績をとかく求められがちです。だれでも、何歳になっても未経験のものに挑戦できるそうでなければ経済も教育も発展はないだろうなと思います。また、一人ひとりの挑戦が自身のキャリアを積み上げることになります。