インストラクショナルデザイン(アクティブラーニング)×キャリア教育

アクティブラーニングを使ってキャリア教育をデザインする

前クールのドラマで取り上げられたのは、インストラクショナルデザインの一つのツールでした。昨日、ちょうどキャリア教育授業を担当している小学校での授業を行ったので、少しアクティブラーニングについて書いてみます。

文部科学省が盛んに薦めているアクティブラーニングとは

「授業者による一方的な講義形式の教育とは異なり、学習者の能動的な学習への参加を取り入れた教授・学習法の総称」
中央教育審議会のキャリア教育の中でも出てきますが、汎用的な能力の育成に効果があるとされています。
どんな仕事や働き方、人との関わりの中で共通に必要な汎用的な能力のことを、社会人基礎力ということもあります。

授業者(受講者)が主体的に学ぶためには

前にも書いておりますが、一方的な講義形式の教育ではなかなか身に付きません。
弊社もワークショップを用いて研修を行っているのですが、まさに主体的な学び引き出すためには、学校だけでなく、通常の社員研修もアクティブラーニングが必要です。
とてもためになる、または授業者自身のすばらしさを聴くだけでは、なかなか思考を「自分事」までできないのが現状です。

アクティブラーニングの必要性

教育学者のデービット・コルブの経験学習モデルでは、
      1) 「具体的経験」をする
      2) 内容を「内省(振り返り)」する
      3) 「教訓」を引き出す
      4) 教訓を「新しい状況に適用する」
のサイクルで、ヒトは経験から学んでいくとされています。
ヒトの成長は
      直接経験 70%
      他者の観察・アドバイス  20%
      読書・研修 10%
これは弊社のトーマスの読書室に書かれているものですが
アクティブラーニングは経験学習なのです。良い話を聴く、一方的な講義形式では10%の成長に留まるのです。
直接体験し、他者の考えや自分の考えを述べたり、あるいはフィールドを広げて学校や会社以外で学びを実践すると成長は70%。
この数字を見ただけでも、アクティブラーニングは効果があり必要だということがわかるのではないでしょうか。

 

すでに社会人のキャリア教育は始まっている

今からは学校でもどんどんアクティブラーニングはすすみ、早くに主体的な学びをしてきた子どもたちは社会に出てきています。
私もアクティブラーニングを学校で行っていたのは10年以上前です。そのころはアクティブラーニングという言葉は使われておりませんでした。
その一方で格差も非常に大きく、話を聴くだけの社員研修に慣れている大人世代は思考が固まってしまいます。
早いところは、社員教育にキャリア教育の考え方を導入し行ってきています。

キャリア教育(社会人基礎力を養成する)は学生だけのものではない

弊社では、アクティブラーニングは研修のベースです。社会人基礎力をさらに伸ばすために、「かなえる研トレーニング」という名前で研修メニューを組んでおります。

 

ABOUTこの記事をかいた人

白石裕子

育った環境や性別や学歴に関係なく、誰もが社会参加できるような社会を創りあげたいと思い起業しました。今までは国内外の学校教育から民間企業と様々な職種を経験してきました。 職場の定着の大きな課題となる人間関係改善・パワーハラスメント対策として経営者・管理職向けにアンガーマネジメントという心理トレーニングを使った企業・教育機関向けのセミナーを実施しています。今までに携わった企業や団体や学校はのべ200件、受講者は1500名を超えました。また、小学校から大学までキャリア教育の授業(社会人基礎力)の実施ものべ15校。個別の若者に対するキャリアコンサルティングも月に一度公共施設にて行っております。 <資格> 国家資格 キャリアコンサルタント 認定キャリア教育コーディネーター 小学校教諭二種普通免許 幼稚園教諭二種普通免許 GCDF-Japanキャリアカウンセラー アンガーマネジメントコンサルタント™ アンガーマネジメントシニアファシリテーター™ アンガーマネジメントキッズインストラクター™ アンガーマネジメント叱り方インストラクター™ アンガーマネジメントティーンインストラクタートレーナー™