森を歩こう

先日、阿蘇郡小国町を訪れました。緑に囲まれた小さな町です。わずか一泊二日の短い滞在でしたが、森や草原をゆっくりと歩くことにより、すっかりリラックスすることができました。歩くことで日頃の運動不足が解消され、また、仕事や都会の喧噪などのストレッサーから離れることでくつろぐことができたのはもちろんですが、自然浴の効果はそればかりではないようです。

森林の中は静かです。幅30mの森林があるだけで、自動車のエンジン音や街の騒音などが8分の1に減るというのです。無数の葉が騒音を吸収、反射して減衰するかです。一方で、森林には特有の音があります。風に揺らぐ葉ずれの音や沢のせせらぎなど。これらは、ヒトに快適感をもたらすf分の1のゆらぎを持っているそうです。
北九州市ではまだ気温が30度を超えるような日でしたが、小国の町は涼しかったです。これは、高度ばかりではなく、木の葉の蒸散作用によって周囲の熱を奪ってくれていたからかもしれません。
森林内を歩くと、最高血圧が減少することが確認されているそうです。また、ストレスホルモンであるコルチゾールやノルアドレナリンも減少するそうです。
森林の空気は清浄です。自動車道から森林へ50m入っただけで、排気ガスの成分であるベンゼンやキシレン類はほとんど検出されなくなるそうです。一方で、木々から発せられる揮発性物質の濃度は高くなります。
なんと、免疫機能に関わるNK細胞は、都市環境での運動では変化がないが、森林環境で運動すると活性化するという研究結果もあるそうです。森林の新鮮な雰囲気の中で森林歩行をすると、免疫力を高めるのにも役立つということですね。

小国町まで行くのは大変ですが、北九州市には、足立山や皿倉山、平尾台など森林浴を楽しむことができる場所が間近にあります。これから、暑さも和らぎ、季節は秋に向かいます。みなさんも自然浴に出かけてみませんか。

自然浴のすすめ -草木の香りで健康づくりー
谷田貝光克著、フレグランスジャーナル社刊

 

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Thomas

品質マネジメントや工程管理、コンプライアンス、リスクマネジメントなどの仕事に携わり、仕組みを動かすのはひとだと痛感しました。ひとがイキイキすると、職場や社会もイキイキします。