15人に1人が罹る死に至る病い

突然ですが、

1)15人に1人
2)100万人以上
3)4人に3人

この数字はなんだと思いますか。

1)は、生涯に1度はうつ病になる人の割合。
2)は、厚生労働省が発表した医療機関にかかっているうつ病患者の数。
3)は、医師を受診していないうつ病患者の割合。

つまり、推計で全国には約400万人ものうつ病で苦しんでいる方がいらっしゃるということです。

こんなに身近なのに、私たちはうつ病のことをあまりよく分かっていないのではないでしょうか。
私自身、うつ病がどういう病気なのかよく分かっていませんでした。

この本は、うつ病になり、そして、どうにか寛解した人たちの体験談を
マンガで分かりやすく紹介しています。
デリケートな問題もはらんでおり、なかなか知ることがなかっただけに、
こういう体験談は、同じ病気で苦しんでいる人たちだけでなく、
世間のみなさんにとっても貴重なものだと思います。

気温差や気圧の低下などの外的要因も、症状が悪くなる引き金になるというのは、この本で知りました。
朝目覚めた時に自分をほめる言葉を唱えるだけでも症状が和らぐこともあるようです。これなどは、
うつ病でなくても普段からやれそうですね。
また、うつ病は、本人は充実していて積極的に取り組んでいる状態でも、突然やって来ることがあるようです。

新生活から1か月、自分自身のメンタル不調のシグナルに早く気づくため、また、家族、友人、部下や同僚の異変に気づくためにも多くの方に読んでいただきたい本です。

『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 』 田中圭一著 角川書店刊

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Thomas

品質マネジメントや工程管理、コンプライアンス、リスクマネジメントなどの仕事に携わり、仕組みを動かすのはひとだと痛感しました。ひとがイキイキすると、職場や社会もイキイキします。