面接が苦手な貴方へ”9つのミカタ”

生れて初めて、または久しぶりに面接を受ける場合、なぜか恐怖を感じる人が大勢います。

何事も、経験のない事や久しぶりのことは、とかくそう感じるものですが、それが面接という人生を左右する場面なら、なおさら恐怖感は倍増することでしょう。

これから、「面接が苦手だなぁ~」と感じている人に、”9つのミカタ”を紹介します。

1)苦手という錯覚

面接の苦手な人というのは、そもそも面接の目的をよく理解していないため、「自分は面接が苦手だ」という錯覚に陥っています。
だからその対策も錯覚したまま考えるので、何度も何度も同じようなところでつまずいたり、言葉尻や表現法ばかりに意識が向くのです。

面接は、苦手も得意も関係ありません!

事実、「面接が得意だ!」と思う人でもあっさり落とされるのも面接だし、「面接は苦手だ」と思っていても案外あっさり受かったりするのが面接なんです。

さらに言及すると、苦手だと言う人のほとんどは、自分が勝手に苦手にしているんです。
本当にそうなんです。

2)面接の目的って何でしょうか?

「就職にはなぜ面接が必要なの?」と、誰かに尋ねたことはありませんか?
もしなかったら、周囲の人に尋ねてみると同時に、自分でも考えてみましょう。

既にその答えを持っていて、実際の面接を経験した人は、その時の様子を振り返ってみて下さい。

苦手意識を決定付ける条件の一つが、「なぜ面接をするのか?」という問いに対する答えを明確に持っていないことが挙げられます。

もちろん、その答えには正解などありませんよ。
答えは自分が導いて出さなければ価値がありません。

かと言って、ここで放置するのも忍びないので、傾向と対策をすこし紹介します。

3)面接対策の第一歩「緊張は悪くない」

面接が苦手だと言う人のだいたい9割の人は、なぜ面接をするのか?に対して「分かりません」と言います。残りの1割の人は「実際に会わないと分からないから」という内容の答えです。

つまり、分からないまま面接を受けているから恐怖感を感じているのに、それを「緊張した」とか「内気な性格だから」言い換えているのです。

緊張の正体は、実はほとんどが恐怖感です。

ちなみに、社会人にとって緊張感というのは大切な要素です。だから緊張する方がむしろ良いのです。

面接の意味価値を考えずに、単に受けなければいけないからといって面接に臨むと、ほぼ撃沈して終わり、自己嫌悪だけが残ります。

だから、なぜ面接が必要なのかという、自分なりの意味価値を深く考えることが、面接攻略法の第一歩なんです。

先程も言ったように、そこに正しい答えはありません。しかし「自分を裁くためではない」ということだけは伝えておきます。

ヒントは、貴方が面接をする方、つまり企業側の面接官になったつもりで考えることです。
すると、面接は応募者の取り調べをするためではないということ位は想像できますよね。

では、何のためにするのでしょうか?

自分なりの答えを導き出すことから、面接の攻略法が開けて行きます。
「分からない」ままでは錯覚のまま、迷路に突入することになります。

どうしても分からないと言う人は弊社にお越しください。一緒に考えましょう。

4)面接官というお仕事

それでは、面接官という立場で面接を考えてみましょう。

まずその前に、「面接官」という呼び方について触れておきますが、ここで言う”官”とは、単なる役目や担当という意味です。会社によっては「面接担当」や「面接役」と呼んでいる場合もあるようです。

一般的には、面接を担当するのは人事の人というイメージが強い様ですが、例えば営業部と総務部の課長が二人で一次面接を担当して、各部長が二次面接を、役員が最終面接を担当するという場合もあれば、あえて入社3年目くらいの若手社員に面接を担当させるケースもあります。
また、10名以下の小さな会社や個人病院などでは、社長や院長など経営者が一人で面接をするということも珍しくはありません。
さらには、最終面接までは外部に委託するという会社もあり、面接を担当する人は実に様々だということを、まずは理解しておいて下さい。

では本題ですが、面接官は何をする人達でしょうか?

前回の質問は「なぜ企業は面接をするのか?」というものでした。そして、これには答えはないよ、自分で考えようという内容でした。

でもここでは、大切な要点だけは伝えておこうと思います。

多くの場合、面接官は応募者のことをできるだけ理解して、その人が自社の仕事や職場に適しているかを判断することを要求されます。
しかも、判断に至る理由を明確に、論理的に上司や社長に説明できなければいけません。

つまり、面接官は「応募者を理解し・判断し・説明する人」のことです。

5)面接官が一番苦労するのは何?

面接官の仕事の中で、最も苦労するのが、応募者を「理解する」ということです。

その日初めて会う人を、わずか15~30分程度の時間で理解せよ。と言われたら、貴方ならどうしますか?
もちろん、事前に応募書類を読み、ある程度のイメージは付いているでしょうが、実際に言葉を交わすまでは何も分からないのが普通です。

しかも、その次に待っているのが「判断せよ」です。
普通なら理解もままならない人を判断なんか出来ませんよね。

そして、最後の極め付けが「説明せよ」です。
そもそも理解出来ない人のことを、どう説明するのでしょうか?

但し、社長が面接を担当する場合は全く違います。
決定権者ですから、理解・判断・説明など吹っ飛びます。必要ないのです。
「正直、どんな人かよく分からないけど、元気でなんだか頑張ってくれそう」という理由が許されるのは経営者だけの特権です。(責任を取るのは自分なので)

普通の面接官なら「よく分かりませんが、なんとなく頑張ってくれそうです。」では済みません。
なので、面接官も必死になって、全力で応募者の一挙手一投足を見逃さぬよう、緊張感の中で仕事をしているのです。

そう見えない人もいるかも知れませんが、実は細かいところに目も神経も集中しているものなんです。

そうでもしなければ、単時間で初対面の人を理解し、判断することなど出来ないからです。

もちろん、長年面接を担当しているベテラン社員になれば、自身の経験と照らし合わせて大体の検討を付けることが出来る様になるので、いかにも貴方を観てますよ!なんてオーラ全開で待ち構えることもないでしょう。

6)面接官は、貴方の味方です。

面接を担当する人も、会社によって経歴や役職は違います。
当然それぞれの目線、観点で質問します。

ここで分かってほしいのは、実は「面接官は貴方の良き理解者になりたいと思っている人」という捉え方を持って欲しいということです。

面接が苦手だと思っている人の多くは、自分をさらけ出すことへの抵抗感を感じていると私は観ています。

しかし、面接を担当する人だって、以前は恥ずかしがりやで人に話すのが得意ではないという人かも知れません。(実際にいますし…)

同じ人間同士、面接官にだけ何か特別な能力が備わっているなんてありえません。

私はよく支援者に「面接官は貴方の味方だ」と言います。

面接とは、一種独特の雰囲気で会話をする空間ですが、そこには応募者と面接官しか存在しない空間でもあるのです。

両者が互いに協力し合って、「良い面接」となるのです。

面接官は応募者の事がよく理解でき、応募者は自分の事をしっかりアピールできたと思えたなら、それが良い面接です。

どの面接官も、良い面接を目指しています。

だから、面接が苦手だと思っていても、どうか面接官の気持ちも分かってやって欲しいのです。

なんだか恥ずかしい、変な事言ったらどうしよう、失礼な振舞いをしたら・・・なんて言ってる場合じゃないんです。

「カッコなんか付けなくていいから、貴方の事をもっと教えて下さ~い! 私に仕事をさせて~!!」と叫びたくなるのが、面接官の本音です。

なぜなら、採用の最終決定を下すのは社長や役員かも知れませんが、そこに至る経緯と、その人を推す理由、さらに判断するために得た情報などを逐一説明するのは面接官の役割だからです。
しかも、自分が面接して採用になった人がわずかな時間で辞めてしまうなんてことになったら、さあ大変です。

「いったい、どこを観ていたんだ」などと言われるのも面接官の役目なのです。

だから、苦手意識のある人、ここは一つ、面接官に良い仕事をしてもらうために、一肌脱いで協力してもらえませんか?と言いたいのです。

7)相手によく質問する人の傾向と対策

面接が苦手だと思っている人ほど、どんな質問をされるのかを気にしますが、実はそいう人は、質問するのが苦手な場合が多いのをご存知ですか?

相手によらず、普段の会話で自分の方が質問することが多いと自覚している人が「面接が苦手だ」と思っている場合は、明らかに思い込みだと断言できます。
私はこれまで、「質問するのはいいけど、質問されるのは苦手だ」という人に割と多く出会ってきたと思いますが、そういう人は、1度練習をするとガラッと変わります。
人によく質問する人、または質問するのがなんら抵抗がないという人は、実は面接が苦手ということはありませんが、「上手く回答できなければいけない」という価値観を持っている場合が多いのです。

つまり、自分でハードルを上げて、相手のウケを狙うあまり、”良い回答”を考えしまうのです。
中には、間が悪かったことや、噛んでしまったことで、「ダメだ!」と思ってしまう人もいます。
アナウンサーの面接や芸人のオーディションでもないのに・・・というくらい、面接をとても高いレベルで捉えて勘違いしている人は案外多いのかもしれません。
そう人は、いつもの会話のように受け答えするだけで、対策のほとんどは完了します。

8)相手に質問するのが苦手な人の傾向と対策

何か質問されたら答えるけど、いざ質問を返すとなると「はて、何を聞けば良いのやら?」といった状態になる人や、質問されること自体に抵抗があるので人にも質問するのが苦手だという人は、「面接が苦手だ」と思うのも無理はないと思います。

そういう人の多くは、返事が「はい」か「いいえ」または「そうですね」とか「○○です」など、短く答えられる質問なら何とかなりますが、何か話をしなければ返答にならない質問に弱い傾向にあります。

さらに、普段からあまり会話しない人は、発する言葉も少なく声も小さいので、当然ながら面接でも言葉数が少なく小さな声で答えてしまい、「もう一度お願いします」などと言われてちょっとしたパニック状態に陥りやすいのです。

例えば、「今日は何時に家を出ましたか?」なら「はい、10時です」で良いのですが、「今日は当社までどうやって来ましたか?」という質問ならどうでしょうか。
言葉数が少ない人は「はい、バスで来ました」という短めの回答になってしまうのです。
もちろん、この回答は間違ってはいませんが、質問した方は少しもの足りなさを感じます。

この様な人の対策法としては、やはり典型的な返答を繰り返し練習するのが有効だと思います。
学生の模擬面接などで、模範解答を繰り返すというやり方のことです。
面接でよく出る質問例などを参考に、最初はカンペを作って、それを読みながら何度か復唱し、徐々にカンペを見る回数を減らして行くのがオーソドックスな手法です。

私は過去、ほとんど話せない学生にこの手法を用いて、5問程度の質問を用意し、何度も繰り返す練習をして来ましたが、30回を超えた人はいませんでした。時間にしてだいたい2時間以内で済みます。
ほとんどは、10回程度繰り返すと、5問すべての内容をほぼカンペを見ずに言えるようになります。

さらに、この練習をすると、普段の会話も言葉数が増えることが分かりました。
そして、この練習を受けた人の多くは、余計な事を言わないで済む生活を送っていることも分かって来ました。つまり、面接が苦手なのではなく、言葉を発する機会が少なかっただけでした。

定型文でも、セリフでも、実際に何度も何度も口に出しているうちに、声も出せるようになり、人並みに会話も出来るようになるということです。

9)最初の挨拶決め手となる。

面接には、挨拶の仕方や入退室時のマナーが大切だと言われますが、なぜでしょうか?

初対面の人に、
「初めまして、〇〇から来ました□□□□と申します。本日はよろしくお願いします。」(笑顔+おじぎ)
と、明るくハキハキと姿勢良く挨拶するだけで、相手は貴方に好印象を持ちます。

人見知りや会話が苦手な人でも大丈夫。
挨拶をしっかり丁寧にすれば、その後の会話に困った時でも、相手は貴方をフォローしてくれるようになります。
これは、ハロー効果と呼ばれ、人は印象の良い相手には好意的な態度で返そうとする意識が働くからです。

美しい挨拶をして一生懸命話しを聞く姿勢が、貴方を輝かせ、自信の源になるのです。

しかも、挨拶は時間をかけなくても誰でも取得できる技術です。
自分を輝かせ、相手も喜ばせる。そんな魔法のような力を持つ挨拶を会得して下さい。

最後に

ここまでお付き合いくださり感謝します。
いかがでしたか? 面接に対する苦手意識は少しは軽くなったでしょうか?

でも、どうしても苦手意識を克服できないと感じる方は、ぜひ弊社の面接練習を受けてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

yasuhiro kouno

キャリアコンサルタントの高野(こうの)です。 「競争社会から共創社会へ」という大きな夢の実現を目指しています。 自分では気づかない未知の可能性に気づく体験プログラムを、多くの方に味わっていただきたいと思っております。