シリーズ「大学生のための自己分析のススメ」その10

就活が楽しくなる!そのカギは、私たちが日々”無意識”に行っている自己分析を早期に”意識化”することです。

「大学生のための自己分析のススメ」と題して、簡単にできる自己分析の手法と活用法を、分かりやすく解説してゆきます。
自分を知ることは周囲や世間とつながってゆくことを意味します。あなたにしかできない就活を楽しんでください。

3:自分を知ってもらう手法


これからは、アウトプットに必要な情報整理について述べてゆきます。

 

 

 

【3-1】アウトプットに必要な3つの自分

自分を知ってもらい、さらに理解してもらうためには、まず自分のどんなところをどんな風に理解して欲しいのかを明確にしておくことが不可欠です。
「どんなところ」に当たるのが、前回紹介した4つの情報整理の「自分も他者も知っている自分」の領域に入る情報、つまり自己分析の元情報のことを指します。
そして「どんな風に」が、これから紹介する戦略的な伝達手法となります。
ここから先は、インプットの3つの情報源から得た情報量が多ければ多い程、様々な戦略が選べます。
つまり、インプットする情報は自分だけで考えるのではなく、人に聞いて多く集めることが得策という訳です。
では、具体的に説明してゆきます。

まず「どんなところ」を「自己PRの元情報」の中から、以下の3つの観点で情報整理します。
①性格特性に関する情報:明るい・我慢強い・飽きっぽい・真面目・責任感が強いなど
②行動特性に関する情報:自分だけのルーティーン・癖のある行動・習慣行動など
③価値観に関する情報:物事の捉え方・仕事観・人生観・こだわり・好き嫌いなど

次に、「どんな風に」ですが、ここでは幾つかの言葉を組み合わせた「アウトプット情報」を作ってゆく手法を紹介してゆきます。
では、具体的にどの様に進めて行くのかを、3つの項目ごとに説明します。

①性格特性に関する情報

実は、性格ほど曖昧な伝わり方をする情報はありません。それこそ相手の受取り次第です。
しかし、性格は人柄を説明する上では欠かせない情報の一つでもあります。
では、どの様に表現すれば、的確なイメージを相手に伝達できるのかというと、一つの言葉から派生する複数のイメージを、様々な言葉にして組み合わせ、一つのフレーズにするという手法が効果的です。

例えば、「私は、明るい性格です。」という”イメージ”を相手に伝達したいとします。
しかし、世の中には様々な種類の「明るい人」がいるので、単に明るい性格という言葉だけでは、それがどんな明るさなのかが分からず、聞いた相手は、勝手にその明るさを想像するしかありません。
もしかしたら、自分のイメージとはかけ離れた明るさかも知れないのです。
では、どの様に伝達すればよいかを説明して行きます。

まず「自分の明るさ」を思い浮かべて、そこから派生するイメージを、単語で表現します。
ここで肝心なのは、インプットの時に出来るだけ多くの単語を連想し、記録しておくことです。

【明るい】⇒さわやか・にぎやか・楽観的・ポジティブ・明朗・タフ・元気・陽気・さっぱり・行動的

次に、その言葉の中から一つ選んで、「私は、さっぱりした明るい性格です。」と表現すると、最初の「明るい性格」という幅広いイメージが、少し限定された明るさのイメージに変化します。
さらに他の言葉を追加して、「私は、タフでさっぱりした明るい性格です。」と表現すると、今度は性格を超えて、その人の人柄を想像させる表現に変化して行くのです。
或いは、”明るい”という言葉をあえて外して、「私は、陽気でポジティブな、楽観的な性格です。」という表現ではどうでしょうか。
この言い方でも、充分に「明るい性格の人」というイメージを伝達することが出来ると思います。
この様に、最初にパーツとなる単語をあれこれ考えて、それを繋ぎ合わせて一つのフレーズを作る手法もあるのです。それが、アウトプット情報です。

他にも、「責任感」「我慢強い」「きれい好き」など、アウトプット情報の基となる言葉は無数に存在し、そこからさらに連想される言葉が、全てパーツとなるのです。
インプット情報の中から、自分をイメージさせる言葉を出来るだけ多く導き、貴方のイメージを的確に表現できるアウトプット情報を作ることが、自分を知ってもらう手法の基礎なのです。
先ほどの例でも、「さっぱり」というキーワードから連想をスタートしても良いのです。
世の中には、実に多くの、そしてユニークな表現方法が溢れていますが、それらは全て言葉の使い方の工夫次第なのです。
あらゆる言葉を駆使して、貴方にしか表現できないアウトプット情報を探してみて下さい。

次回は、行動に関する情報について述べます。

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yasuhiro kouno

キャリアコンサルタントの高野です。 「競争社会から共創社会へ」という目標に向かって、人を仕事に合わるのではなく、人に合わせた仕事の創出のお手伝いをしています。