2019 Wellbeing リレーブログ 11月号

2019 Wellbeing リレーブログ、私の番は今回で最後になります。
最後は、私の原点に影響を与えた2人のアーティストのお話しです。

歌が好きになったレジェンドとの出会い

私が音楽に目覚めたきっかけは、小4の時、1977年のレコード大賞を受賞した「勝手にしやがれ」を歌った沢田研二という歌手との衝撃的な出会いでした。

私と同年代の方なら、彼がいかに凄いアーティストなのかは説明は不要だと思いますが、今では”沢田研二”と聞いてピンと来る人は少なくなったと思います。
当時の彼はまさにスーパースターという称号が相応しい歌手で、当時人気だった「ザ・ベストテン」や「夜のヒットスタジオ」などの歌番組の他、「8時だよ!全員集合!」などのバラエティー番組にも頻繁に出演していました。

当時の私は、沢田研二が出るテレビには噛り付て観ていたのを今でも思い出します。
一家にテレビは1台、もちろんビデオやステレオなどはない我が家では、どういう訳か祖父が勢いで購入していたラジオカセットが大活躍し、新曲を歌う時は必ずテレビの音源をカセットテープに録音すべく、家族全員が物音を立てずにひたすら歌を聞くという時間が流れていました。

そして、カセットテープを何度も再生しては新曲の歌詞を覚え、テレビを観ながら一緒に歌うのが、当時の楽しみ方でした。まだまだ幼かった私にとって、歌詞の意味などはさっぱり分かりませんでしたが、彼の歌う時の仕草のカッコよさと、その声がとても印象に残り、曲が流れている間中「他の歌手とは違う、やっぱうまい!」と心の中で呟いていました。

私がカラオケ好きになったのは、間違いなくこの経験が土台にあるからです。

それからは時の流れと共に、先輩や友人の影響も受け、ポップスだけでなく、ロックやフュージョン、ヘビメタ、パンクと様々な音楽に興味を持つようになりましたが、今でもカラオケで沢田研二のヒット曲を歌うと、当時の我が家の光景がよみがえり、10歳の自分に戻ることができます。
そして同時に、彼の歌を歌えば歌うほど、沢田研二という歌手の偉大さを思い知るのです。

人生観に目覚めたアーティストとの出会い

皆さんは「人生」について考えるようになったのは何歳頃ですか?

私は割と明確にそのきっかけを覚えていています。

それは、中1になって親友から勧められた「RCサクセション」というロックバンドを知った頃です。
ボーカルの忌野清志郎は、当時はまだ珍しかった、いわゆるビジュアル系のメイクと衣装で登場し、唯一無二と言われたハイトーンボイスを持つ天才パフォーマーでした。
やがて日本のキング・オブ・ロックと称される忌野清志郎が世に放った曲は、かならずしも”清い”ものではなく、むしろ人間が持つ欲深さや弱い部分をあからさまに表現し、そしてエロティックな匂いが漂っていて、思春期の自分にはとても刺激的で魅力的に映り、その歌詞の奥にある意味を考えさせられるような、不思議なアーティストでした。

私は、人間としてどう生きるべきか?、他人との関係性はどうあるべきか?、なぜ人は死ぬのか?など、答えのない問題を漠然と考えるようになる思春期に、彼の曲に出会ったことはとてもラッキーだったと今でも思っています。それは、彼の綴る歌詞に答えがあったからではなく、考えることやイメージすることのきっかけを与えてくれたと思うからです。

2年前、福岡大学理工学部の3年生を対象とした講座に登壇した際、私は清志郎と同じように、学生に考えるきっかえを提供できないかと考え、RCサクセションの「つきあいたい」という曲の歌詞の一部を用いて将来の自分をイメージしてもらうワークショップを作りました。
30年以上前の、しかもマイナーな曲でしたが、学生には相当なインパクトがあった様子で、それぞれ自分なりの目線で真剣に考えてくれました。
その時、やはり忌野清志郎という天才の偉大さを、改めて思い知りました。

彼は、残念ながら2009年5月2日58歳という若さで逝きましたが、だんだん自分もその歳に近づいていると思うと何だか複雑な気持ちになります。
私は今でも彼の曲を聞くことがありますが、月日が経っても「清志郎の言いたかったことは…」などと考えたりします。

人に思いを伝えることをためらったり、難しいと感じたりすることは誰にでもあると思いますが、音楽はそれを代弁してくれたり、通訳してくれたりもします。
これからも、音楽という素晴らしいツールをずっと大切にしてゆきたいと思います。

 

取締役 高野 泰寛

趣味:カラオケ(趣味歴約35年)

私にとって歌うことは、リフレッシュを超越した「自己再生」を意味します。
大袈裟ですよね~(笑)
たまに一人カラオケを楽しんでいますが、家族や友人と一緒に行くのも大好きです。
一緒に歌いたい方大歓迎です!ぜひお声掛けをお願いいたします。

1年かけて、役員一人ひとりの趣味と幸福にまつわるエピソードをリレー方式で掲載しています。

2019 Wellbeing リレーブログ 最終回は、白石有です。

ABOUTこの記事をかいた人

yasuhiro kouno

キャリアコンサルタントの高野(こうの)です。 「競争社会から共創社会へ」という大きな夢の実現を目指しています。 自分では気づかない未知の可能性に気づく体験プログラムを、多くの方に味わっていただきたいと思っております。