自称、面接恐怖症の方へ その3

生れて初めて、または久しぶりに就職のための面接を受ける場合、なぜか恐怖を感じる人が大勢います。

何事も、経験のない事や久しぶりのことは、とかくそう感じるものですが、それが面接という人生を左右する行為なら、なおさら恐怖感は倍増することでしょう。

これから数回にわたり、面接が苦手だなぁ~と感じている人に向けて、その攻略法を紹介してゆきます。

なので、面接が得意だという人は、この後は読まなくてもいいです。

相手によく質問する人の傾向と対策

面接が苦手だと思っている人ほど、どんな質問をされるのかを気にしますが、実はそいう人は、質問するのが苦手な場合が多いのをご存知ですか?

相手によらず、普段の会話で自分の方が質問することが多いと自覚している人が「面接が苦手だ」と思っている場合は、明らかに思い込みだと断言できます。
私はこれまで、「質問するのはいいけど、質問されるのは苦手だ」という人に割と多く出会ってきたと思いますが、そういう人は、1度練習をするとガラッと変わります。
人によく質問する人、または質問するのがなんら抵抗がないという人は、実は面接が苦手ということはありませんが、「上手く回答できなければいけない」という価値観を持っている場合が多いのです。

つまり、自分でハードルを上げて、相手のウケを狙うあまり、”良い回答”を考えしまうのです。
中には、間が悪かったことや、噛んでしまったことで、「ダメだ!」と思ってしまう人もいます。
アナウンサーの面接や芸人のオーディションでもないのに・・・というくらい、面接をとても高いレベルで捉えて勘違いしている人は案外多いのかもしれません。
そう人は、いつもの会話のように受け答えするだけで、対策の半分は完了します。
(もっと具体的な対策は、後で述べます)

相手に質問するのが苦手な人の傾向と対策

何か質問されたら答えるけど、いざ質問を返すとなると「はて、何を聞けば良いのやら?」といった状態になる人や、質問されること自体に抵抗があるので人にも質問するのが苦手だという人は、「面接が苦手だ」と思うのも無理はないと思います。

そういう人の多くは、返事が「はい」か「いいえ」または「そうですね」とか「○○です」など、短く答えられる質問なら何とかなりますが、何か話をしなければ返答にならない質問に弱い傾向にあります。

さらに、普段からあまり会話しない人は、発する言葉も少なく声も小さいので、当然ながら面接でも言葉数が少なく小さな声で答えてしまい、「もう一度お願いします」などと言われてちょっとしたパニック状態に陥りやすいのです。

例えば、「今日は何時に家を出ましたか?」なら「はい、10時です」で良いのですが、「今日は当社までどうやって来ましたか?」という質問ならどうでしょうか。
言葉数が少ない人は「はい、バスで来ました」という短めの回答になってしまうのです。
もちろん、この回答は間違ってはいませんが、質問した方は少しもの足りなさを感じます。

この様な人の対策法としては、やはり典型的な返答を繰り返し練習するのが有効だと思います。
学生の模擬面接などで、模範解答を繰り返すというやり方のことです。
面接でよく出る質問例などを参考に、最初はカンペを作って、それを読みながら何度か復唱し、徐々にカンペを見る回数を減らして行くのがオーソドックスな手法です。

私は過去、ほとんど話せない学生にこの手法を用いて、5問程度の質問を用意し、何度も繰り返す練習をして来ましたが、30回を超えた人はいませんでした。時間にしてだいたい2時間以内で済みます。
ほとんどは、10回程度繰り返すと、5問すべての内容をほぼカンペを見ずに言えるようになります。

さらに、この練習をすると、普段の会話も言葉数が増えることが分かりました。
そして、この練習を受けた人の多くは、余計な事を言わないで済む生活を送っていることも分かって来ました。つまり、面接が苦手なのではなく、言葉を発する機会が少なかっただけでした。

定型文でも、セリフでも、実際に何度も何度も口に出しているうちに、声も出せるようになり、人並みに会話も出来るようになるということです。

次回から、面接時の対策について述べます。

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yasuhiro kouno

キャリアコンサルタントの高野(こうの)です。 「競争社会から共創社会へ」という大きな夢の実現を目指しています。 自分では気づかない未知の可能性に気づく体験プログラムを、多くの方に味わっていただきたいと思っております。